出会い系風のSNSをやっていると、PayPay送金をしてくれたら、「動画や写真を送ります。」や「ビデオチャットで見せ合いをします。」という書き込みをたまにみかけますよね。
こういうのです。
これは、スマともという中国産の脱法出会い系サイトでの書き込みですが、SNSでもPayPay先払いで画像販売や会うといった書き込みをよく見かけます。
あきらかに怪しいですが、これらはすべて詐欺です。
支払ったところで、画像が送られてくることもありませんし、会える事もありません。
では、paypay詐欺の手口はどのようなものなのか、詐欺にあわないための対策を詳しく解説していきましょう。
スマともについてはこちらの記事をご覧ください。
PayPay先払い詐欺の手口
PayPay先払い詐欺は、Twitterで一番見かけることが多いです。
「#PayPay乞食」、「#PayPay下さい」などのハッシュタグを見てみると、その多さが分かるのではないでしょうか。
手口としては、JC、JKを名乗るアカウントが、「困っているのでPayPay先払いで動画を買って下さい。」など呼びかけて送金をさせます。
家出少女という設定で、「泊めて下さい。交通費がないのでPayPayを先払いで送ってください。」や「割り切りしているのでPayPay先払いで送ってください。」といった男の下心に訴えるといった手口も使います。
お金を払ったあとは、ブロックされるなどし連絡がとれなくなるという仕組み。
しばらくしたら、アカウントは消えます。
被害者は、JC・JKと援助交際をしようとしたり、動画を買おうとしたことになりますから、警察には言いづらいですよね。
被害者に訴えられないために、JC、JKを名乗っているわけです。
この先払い詐欺は、昔からある手口です。
以前はamazonギフトカードやiTunesカードでおこなわれていたのですが、換金の手間がいらず、QRだけで送金できるPayPayが主流になりました。
PayPay送金詐欺により逮捕された人たちの報道を見ていると、個人で詐欺を働いている人もいますが、半グレがグループでおこなっていたものもあり大々的です。
昔からある手口ですし、組織的な逮捕者が出ていることから推測するに、PayPay乞食をするJC・JKたちは、スパム的に大量生産されている可能性が高いです。
実在しない架空の存在なので、同情する必要はありませんし、助ける必要もないので、騙されないようにしましょう。
支払ったお金を取り戻すのは難しい
一度、送金操作をし、相手が受け取り操作をしてしまったら、取り返すことは出来ません。
PayPayに問い合わせても、個人間の問題として送金取り消しはしてくれませんし、警察や弁護士からの開示請求で無い限り、相手の情報を開示してくれることもありません。
相手を訴えるにしても、氏名や住所が分からなければできませんので、情報開示はかならず必要になります。
ですが、警察に被害届を出しても、証拠がなければ受理はされませんし、相手の氏名や住所を入手し起訴をおこせたとしても裁判はタダではできません。
弁護士をつけると最低でも10万はかかりますので、被害額より大きくなってしまいます。
日本の捜査が及ばない海外から犯行がおこなわれているケースもあり、お金を取り戻すのはかなり難しいです。
支払ったお金を取り戻すことは難しいですが、騙されたと思ったら泣寝入りはせずに、消費生活センターや警察の匿名通報ダイヤルに情報提供をするようにして下さい。
PayPay送金詐欺にあわないための対策
PayPay詐欺にあわないようにするには、まずネット上でPayPay送金を求められたら詐欺であることを疑って下さい。
また、PayPay詐欺が活発におこなわれている場所で、出会いを探さないというのも大事なポイントです。
PayPay詐欺の書き込みができるような環境ということは、詐欺師が使いやすい環境ということです。
投資詐欺や美人局などの、PayPay詐欺以外の犯罪目的のユーザーもいると思った方がいいでしょう。
具体的には、PayPay詐欺が多いのは、Twitter、Instagram、ID掲示板、無料のチャットアプリ、法律を遵守していない出会い系となります。
犯罪目的のユーザーは、登録に、身分証の提示や、個人情報がいる出会い系は使わない傾向があります。
ですので、出会い系サイト規制法を遵守した、運営に管理されている出会い系を使えば、PayPay詐欺には騙される心配はしなくてもよくなります。
出会いは、SNSや、法律を順守していない出会い系を使わずに、出会い系サイト規制法を守った年齢確認のある出会い系を使うようにしましょう。
美人局や投資詐欺についてはこちらの記事を参考にご覧ください。