出会い系=サクラというイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
実際に、ガラケーが使われていた時代は、サクラがいる出会い系や、架空請求をしてくるワンクリック詐欺のようなサイトがゴロゴロありました。
現在は、ネット犯罪の取り締まりが厳しくなり、架空請求などはあまり見かけることはなくなりましたが、サクラのいる出会い系アプリはまだ沢山存在しています。
安全に出会い系を使っていくには、サクラがどういうものなのかを知り、どういう出会い系を使えば安全なのか知識を持つ必要があるでしょう。
ですので、今回は出会い系のサクラの手口や、サクラのいるアプリの判別方法、現在主流のサクラの形について解説していきたいと思います。
出会い系やマッチングアプリのサクラとは
出会い系サイトやマッチングアプリにいるサクラとは、運営が雇用している会えない会員のことを指します。
ポイントを消費させることを目的としており、会いたいそぶりをみせてターゲットを誘惑します。
ターゲットが誘いに乗ると、のらりくらりと会話を引き延ばしポイントを消費させ、会う直前にポイントを0にし課金をしなければ会えない状況に追い込みます。
基本的に、サクラを雇っている出会い系は、検索にはサクラしか表示されないようになっているので、会員同士では会話することができず、会える人を見つけることは出来ません。
サクラの手口
サクラの手口にはパターンがあります。
まず、すぐに会うことを誘ってきたり、LINE交換しませんかと声をかけてきます。
セフレになってくださいなど、性的な内容であることが多いです。
そして、こちらが返信をすると会話の引き延ばしが始まります。
下の画像は典型的なサクラですが、LINE交換をしようと話しかけてきたのに、「待ち合わせはいつもどこでしてるの?」と話題をかえ引き延ばそうとしていますよね。
こちらのポイントが切れると、QR画像を送ってきました。
QR画像は、課金をしなければ見ることができません。
これはよくあるパターンなのですが、QRは読み込めないQRであることがほとんどで、
「QR読めないんだけど。」という会話にもっていき、引き延ばしてポイントを消費させます。
夕飯は何食べるか決めてるの?と追撃メッセージが来ていますが、サクラはこのようにポイント0のユーザーに追撃メッセージをし課金させようとしてきます。
サクラは犯罪行為で逮捕もされている
出会いたい人を探している人には迷惑なサクラですが、詐欺罪にあたり経営者やサクラの打ち子が逮捕された事例もあります。
出会い系サイトで「サクラ」を使って男性会員から現金を詐取したとして、警視庁は、サイト運営会社役員の伊藤俊容疑者(30)=東京都中央区新川2丁目=ら男女29人を詐欺の疑いで逮捕し、20日発表した。伊藤容疑者ら2人は黙秘、15人は容疑を認め、残りの12人は否認したり、留保したりしているという。
打ち子のバイトは、電話オペレーターやパソコン入力の仕事として求人誌で募集されていることが多いです。
逮捕されないためにも、サクラと気づいたらすぐに仕事はやめた方がいいですね。
サクラのいるアプリの特徴は簡単
サクラのいるアプリの特徴は色々ありますが、明確なものから説明していきましょう。
年齢確認をしていなくてもチャットができる
もっとも明確で簡単なものですと、身分証による年齢確認を済ませていないのに、チャットができてしまうアプリは法律違反ですので詐欺アプリであることが多いです。
出会い系サイト、マッチングアプリを運営するには、出会い系サイト規制法により年齢確認が義務付けられています。
ですが、サクラがいる出会い系は、少しでもカモを呼び込むために、また公安局に必要な届出をだしていないので年齢確認を導入していないのです。
しかし、最近はリアトークなどサクラアプリにも関わらず、身分証の写真を送ってくださいとお知らせしてくる悪質アプリもあります。
リアトークは、身分証の写真を送らなくてもチャットを閲覧できるので、出会い系に慣れている人はおかしいと気付くことができますが、初心者の方は騙されて送ってしまうかもしれませんね。
そうなっては、身分証を悪用されてしまうリスクも出てきてしまいますので、ほかのチェックポイントも知っておかなくてはなりません。
法律を守っている表記がある
出会い系アプリを運営するには、先にも話した出会い系サイト規制法を守らなければなりません。
そして、出会い系サイト規制法にのっとり、公安局に届け出をだし認可されれば、インターネット異性紹介事業の届出番号がサービス内に記載されます。
また、課金システムのあるアプリは、特定商取引法に基づく表記が義務付けられています。
サービス名、連絡先、事業者名、運営責任者、所在地、支払い方法などの記載をしなければならないのですが、サクラがいるアプリはこの表記を守っていないことがよくあります。
例えば、サービス名と所在地は書いてあるけれど運営責任者がかかれていなかったり、所在地の住所が途中までしか書いていないというケースが多いです。
出会い系アプリを使う場合には、インターネット異性紹介事業の認可番号と、特定商取引法に基づく表記は必ずチェックしましょう。
アプリアイコンが怪しいアプリはほぼサクラアプリ
アプリをダウンロードする前にも、危険なアプリかはある程度判別可能です。
危険なサクラアプリは、男性をターゲットにしているため、女性の登録者のことは考えていません。
そのため、アプリアイコンが女性の写真をつかっていたり、見るからに出会い系と分かるようなデザインが採用されていることが多いのです。
悪い例
普通の出会い系アプリであれば、使う人がホーム画面にあっても恥ずかしくないように、何のアプリであるか分かりづらいデザインが採用されています。
なかには、デザイン性のいいサクラアプリもありますので、アプリアイコンだけで判別するのは難しいですが、悪い例にあげたようなアプリアイコンであれば、怪しいアプリであることは間違いないのでダウンロードは避けましょう。
今はチャットライブアプリにサクラが多い
サクラは犯罪行為であり、実際に逮捕された事例が複数あります。
そのためか、最近のサクラの形は変わってきています。
では、どのような形に変わって来たのかというと、ライブチャットアプリが最近のトレンドです。
ライブチャットアプリとは、女性を検索して2人チャットをしたりビデオ通話で話すことができるアプリとなります。
それだけ聞くと、出会い系と何も変わらないですよね。
ですが、ライブチャットアプリは、チャットを目的としたアプリで異性間の出会いは禁止していますと規約に書いてあり、出会い系ではないと主張しているわけです。
そして、もとから出会い系ではないので、サクラを雇っていても詐欺ではないという訳です。
女性は、メルレやチャトレと呼ばれていて、副業サイトで集められている女性なので、会うことはできないといっていいです。
メルレについて詳しくはこちら
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グレーゾーンをうまくついていますよね。
インターネット異性紹介事業の要項は満たしているように見えますし、そのうち摘発されるかもしれませんが、いまはライブチャットアプリがかなり増えてきて主流となっているように見えます。
騙されないように注意してください。
出会いを探しているのであれば、大手の安全な出会い系サイトを使うようにしましょう。