この記事は、セックスとキスの意識の違い~セフレへのキスは特別?~というテーマで、セックスとキスの意識の違いを説明します。
この記事を読めば、セックスとキスの意識の違いや、セフレへのキスがどんな意味を持っているのかがわかります。
セックスとキスの間に違いを感じている方、セフレがキスをしない意味、あるいはキスをする意味が気になる方は、ぜひ参考にしてください。
キスとセックスの意識の違い
キスとセックスはどちらも特別な男女の間柄でする行為ですが、その意識は少々異なることがあるようです。
よく言われるのが、「セフレとはキスはしない」ということ。
キスを神聖視して、セックスはしてもキスはしないという男女がいるのです。
日本人にとっては、どちらも性行為につながる行動であり、それほど大きな違いは見出せないように思えますが、その違いはどこから来るのでしょうか。
以下にキスとセックスの違いを説明していきます。
科学的な違い
人間の性行為にはまだまだ謎が多いですが、セックスとキスは科学的に違いがあるという説があります。
いくつかの研究によると、どうやらフェロモンの感じ方に違いがあるようです。
セックスもキスも日本人にとっては性行為の一種であり、どちらの行為をしている時でも、脳から神経伝達物質が分泌され、人間を快楽へと導いていると言われています。
特に有名なのは、「快楽物質」とも言われるドーパミンで、この物質は性行為で興奮している時に、大量に分泌されて、人に快楽や達成感を感じさせています。
ドーパミンのような神経伝達物質が分泌されるのは、セックスもキスも同様ですが、キスには顔を近づけるが故の特別な効果があると言われているのです。
その特別な効果は鼻と口に関係しています。
鼻の中には普通の匂いを嗅ぐ機能の他、フェロモンを嗅ぎ分ける第2の鼻があると言われており、キスをした時に相手のフェロモンを敏感に感じ取っているとのことです。
口に関しては、キスをした際に男性ホルモンであるテストステロンが、女性の口の中に入り、セックスへの気分を高めるとも言われています。
このように、キスはセックスにはないフェロモンや性ホルモンを感じ取れる行為であり、私たちは本能的にキスを神聖視しているのかもしれません。
社会的な意味の違い
セックスとキスには社会的な意味の違いもあります。
西洋文化ではキスは挨拶として用いられ、必ずしも性行為を連想させるものではありませんが、日本ではキスは男女が結ばれた時のみに行われる印象が強いのです。
日本の映画やテレビドラマを観ていると、キスという行為を描写することによって、男女が結ばれたことを表現している場合がいかに多いかがわかります。
一方のセックスは、テレビ等のメディアでは描写するのが難しく、どうしてもロマンティックというよりは、生々しい秘め事としてのイメージが強いために、恋人=セックスという表現は多くありません。
娯楽作品一つとっても、キスとセックスの社会的な意味の違いが見て取れるのです。
キスは恋人との行為の象徴にはなりますが、セックスは恋人の象徴としては用いられていないということが、キスを神聖視する一つの理由になっている可能性は否定できないでしょう。
セフレにおけるキスの意味とは
キスとセックスには科学的・社会的な意味の違いあることを説明しましたが、それではセフレ関係におけるキスは、どのような意味があるのでしょうか。
セフレ同士でキスする場合は、どんな気持ちでキスをしているのでしょうか。
以下でセフレにおけるキスの意味を説明します。
単に快楽のためにしている
セフレの関係でキスをする理由の一つは、単純に快楽を得るためにしているということです。
上述したように、キスもセックスと同じように多くの神経伝達物質が分泌されて、快楽を感じることができる行為です。
セフレはセックスによって快楽を求めあう関係なので、気持ちいいことなら、その意味を考えることなくキスをしてもおかしくはありません。
このような場合はキスを神聖視せず、あくまで性行為の一種として行っていますので、キスに特別な意味はありません。
また、快楽を得ることが主目的なので、ディープキスなど濃厚なキスになりがちであると言えるでしょう。
キスをしない
男女ともにセフレとはキスをしないという人はある程度存在します。
そのような人々は、キス=恋人と考えて、キスを神聖視しており、セフレと恋人との間に一線を引いています。
わかりやすい割り切った態度と言えるでしょう。
もしキスを神聖視しているにもかかわらず、キスをするようになった場合は、心境の変化が疑われるので注意深く観察する必要があるでしょう。
セックスする流れの中で興奮してキスをした場合は、心境の変化というよりは快楽をさらに得るためのキスと言っていいかもしれません。
セックスが始まる前にキスをしたり、相手のキスを求めるようなしぐさや態度をした場合は、割り切ったセフレの関係が変化しつつある可能性があります。
セフレがキスを神聖視していた場合は、キスによって関係性がどう変化しているか推し量れる場合があるので考えてみてください。
儀礼的にキスをする
セックスは経験が大きく作用する行為です。
故にキスをプレイの決まり事として、儀礼的に行う場合があります。
特に女性は、日常的にAVなどのアダルトコンテンツを利用している男性とは違って、今までどんな男性とどんなセックスをしてきたかがプレイ内容によく表れます。
もちろん、女性でもアダルトコンテンツを利用することはありますが、プレイ内容にフォーカスしたものよりは、シチュエーションを楽しんだり、妄想を掻き立てるような作品が多い傾向があります。
ですから実際のセックスでは、その女性の実際の経験がプレイに反映されやすいのです。
女性が今まで経験したセックスで、キスが当たり前のものになっていれば、女性は何の抵抗もなくキスをするでしょう。
そのキスに特別な感情はなく、女性にインプットされているプレイの流れに過ぎないので、特に気にする必要はないでしょう。
男性でも実際の経験が少なくても、アダルトコンテンツなどでキスを当たり前のものと認識していれば、プレイの一環としてキスをするでしょう。
このような儀礼的なキスの場合は、特に意味を考える必要はありません。
まとめ
キスとセックスは性行為であるという点では共通していますが、科学的・社会的な意味の違いがあります。
故にキスを神聖視する人が存在するのです。
セフレとはキスをしないと決めている人もいれば、単に儀礼的なものとして特別な感情なくする人もいます。
情熱的なキスは気持ちいいので、快楽を得るために濃厚なキスをする場合もあるでしょう。
キスの種類も、キスへの気持ちも様々ですが、セフレの関係にとって、キスが特別な行為になっていることも少なくありません。
時には挿入やフェラチオなどの直接的な快感だけではなく、キスについて考えてみるとより深くセックスが楽しめるでしょう。