セフレ作りは、リアルではなく出会い系やSNSなどのwebサービスを利用しているという人がほとんどでしょう。
その時に気を付けたいのがセクストーションです。
セクストーションとは、セックスとエクストーションを組み合わせた造語で、性的なゆすりという意味です。
性的なゆすりと言われると、美人局(つつもたせ)が思い浮かびますが、美人局は実際に会って脅迫がおこなわれます。
犯罪者からすると、逮捕されるリスクが大きい行為ですし、手間もかかることですよね。
そのことや、携帯機器の技術の進歩もあり、最近ではオンライン上で完結するセクストーションがSNS上で見かけることが増えました。
では、セフレ作りで怖いセクストーションとはどのようなものなのか、手口や対策方法をお伝えしたいと思います。
現在のセクストーションの手口はビデオ通話
セクストーションは、2010年頃に日本に上陸した脅迫の手口です。
当初は、アダルトサイトを閲覧していると、見ている姿を撮影したなどと警告が表示され、ばら撒かれたくなければ電子マネーを支払えというものでした。
それが、2018年頃から、SNS上でのセクストーションが増え始めます。
手口としては、InstagramなどのSNSで、アジア系の美女が話しかけてきます。
「これから日本に行く予定で友達を探している。」や「日本に来たばかりで友達がいなくて寂しい。」など理由は様々ですが、LINEの交換なども持ち掛けてきます。
そして、数時間チャットのやり取りをした後に、自慰の見せ合いをビデオ通話でしたいなどと誘ってきます。
誘いにのると、ビデオ通話は録画されており、SNSのフォロワーや、LINEの友達リストにばら撒かれたくなければ電子マネーや仮想通貨を支払えと恐喝します。
LINEの友達リストにどうやってばら撒くのかと思うかもしれませんが、途中でビデオ通話の調子が悪いなどと理由をつけて、別のビデオ通話アプリをインストールさせ、そこから電話帳データを盗みとっておこないます。
筆者も、3回ほどセクストーションと遭遇し、LINEまではしたことがあるのですが、どれも日本語が翻訳をしたようなカタコトで外国人がおこなっているようでした。
スパイアプリを作成していたり、スパム的に美女のアカウントを作っていることからも、組織的な犯罪であることがうかがえます。
セクストーションの被害にあわないための対策
セフレ作りにおいて、セクストーションは身近なリスクとなります。
普通なら、見せ合いをするような状況に警戒してしまいますが、セフレ作りとなると応じてしまうということもありえますよね。
筆者がセクストーションに話しかけられた時も、会ってセックスしようという話から見せ合いを誘われました。
はじめは、普通の人のフリをして話しかけてくるので、怪しいと思いつつも確信は持てないんですよね。
では、セクストーションの被害に会わないためにはどうすればいいのか、対策を紹介していきましょう。
見せ合いや写真の交換はしない
性的な見せ合いや写真の交換に応じなければ、犯人グループは脅しようがありません。
見せ合いに応じないと、このターゲットは騙せないと判断し、返信が返ってこなくなります。
また、見せ合いは、話し始めた当日に誘ってきます。
早急な話は怪しいと思った方がいいでしょう。
外国人であったら警戒心を高める
筆者が遭遇したセクストーションは、どれも外国人を名乗るものでした。
おそらく、中身は同じ犯罪組織なのですが、台湾人、香港人を名乗っていました。
ビデオチャットをする女性が、中華系の人種なのでしょう。
相手が日本人であったら安全というわけではありませんが、海外の人がSNSで性的な話を持ち掛けてきたら警戒した方がいいですね。
SNSやLINE掲示板でセフレを探さない
セクストーションは、外国人がおこなっているケースが多いです。
そのため、身分証による年齢確認が必要な、マッチングアプリ(出会い系)にはいません。
セクストーションは、面倒な登録や審査が不要で、海外からも利用がしやすいwebサービスでターゲットを探しています。
筆者が見かけたことがあるのは、インスタやLINEのIDを交換する掲示板です。
インスタはメッセージでビデオチャットができますし、LINE ID掲示板は登録不要ですぐにLINEに移行できるので使いやすいのでしょう。
脅されても金銭は支払ってはいけない
ビデオチャットで見せ合いをしてしまったとしても、金銭を支払ってはいけません。
なぜかというと、お金を払ったところで、ビデオチャットの録画が削除されるわけではないからです。
犯行の例を見ていると、支払ったあとも恐喝は続いた、支払ってもばら撒かれてしまったという事例を見かけます。
犯人からしてみれば、お金を払ってしまう人はいいカモです。
新たなターゲットを探すより、1人のカモから絞れるだけ金銭を要求した方が効率的ですよね。
では、どうすればいいのかというと、無視がもっとも正しい選択です。
無視をしたら、動画や画像をばら撒かれてしまわないか心配に思うかもしれませんが、多くのケースでは犯人は諦めるようです。
ばら撒く手間をかけたところで、お金にはなりませんから、犯人もつぎのターゲット探しに切り替えるのでしょう。
セクストーションのお金を取り戻すことは難しい
セクストーションにお金を払ってしまった場合には、取り返すのは難しいと思って下さい。
訴えをおこすには、相手の住所と氏名が分からなければなりませんが、セクストーションの場合はSNSのアカウントしかわかりません。
LINEやインスタに情報開示を求めるにしても、弁護士の開示請求や警察の捜査でなければできません。
開示されたとしても、売買されたアカウントであれば相手を辿るのも難しいですし、海外からおこなわれている犯行ですので、それ以上の捜査は難しいようです。
お金を取り戻すのは非常に難しいので、怪しい話には騙されないように心がけましょう。